障子
SUMMARY
製品概要
障子とは、木枠の内側に縦横複数の細い桟をつけ、紙を貼ったものを指します。
木や紙には湿度が高い時には湿気を吸収し、低い時には湿気を放出するという働きがあり、これを調湿性と言います。
建物の湿度を調整してくれる障子は、湿度の高い日本の環境にとても合った建具なのです。
また、障子は外部からの視線を遮ることができる一方、閉め切ったままでも採光ができるという利点があります。
外部からの熱を遮断する断熱性もありますが、窓の内側に障子を設置すると窓と障子の間に周囲とは温度の異なる空気の層ができてしまうため、結露が発生しやすくなってしまうという難点もあります。
障子紙を使用している場合には、破れないように取り扱いに注意する必要がありますが、樹脂でラミネートされた強化障子紙やプラスチック製の障子紙など破れにくく処理を施した紙もあります。
FEATURE
特徴
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・調湿性がある
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・断熱性が高い
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・直射日光を和らげて採光できる
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・障子紙を使用している場合は破けやすい
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・窓の内側に障子を設置すると結露しやすい
PATTERN
パターン
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・水腰障子
障子全体に紙を貼った最も一般的なタイプです。 現在でも多くの建物で使用されています。
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・腰付障子
障子の下部に腰板が張られたタイプです。 座った状態や寝た状態の時により視線を遮ることができます。
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・雪見障子
障子の下半分にガラスがはめ込まれたタイプです。 座った状態で外の様子を見ることができます。
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・猫間障子
上下または左右にスライドができる小障子が組み込まれタイプです。 ガラスがはめ込まれた部分のある障子と組み合わされ、ガラス部分を目隠しして採光や見通しを調整できるようにしたものです。
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・額入り障子
障子の中央に余白を取り、ガラスをはめ込んだタイプです。 雪見障子と比べ、より高い位置から外の様子を見ることができます。